解体から世の中の今が見える!
東環コラム!
高度成長期の構造物が建替え時期を向かえ、解体工事の需要は今後も増加傾向を期待できます。
その中で私たちのできることは何か?解体という業種を少しでもご理解いただけるよう努めてまいります。
高度成長期の構造物が建替え時期を向かえ、解体工事の需要は今後も増加傾向を期待できます。
その中で私たちのできることは何か?解体という業種を少しでもご理解いただけるよう努めてまいります。
<河北新報オンラインニュースより>
◎石巻・震災遺構を考える(2)大川小・解体
<心痛める遺族も>
生きている人たちが心からの笑顔を取り戻す。それが、天国の子どもたちをも笑顔にする。
宮城県石巻市大川小6年だった長女小晴さん=当時(12)=を亡くした平塚真一郎さん(49)はそう信じる。
東日本大震災の津波で変わり果てた校舎に毎日通い、手を合わせる。「みんな幸せになっていますように。まだ見つかっていない子を早く帰してあげて」
2011年8月。校舎から数キロ離れた海で遺体の一部が見つかった。DNA型鑑定の結果、小晴さんと確認された。幼い弟と妹をあやして笑わせる面倒見のいい姉だった。「本当によく帰ってきたね」。一緒に捜してくれた不明児童の親らと涙を流して喜び合った。
大川小では今も児童4人の行方が分からない。校舎を壊して隅々まで捜したい。わが子の手掛かりを一つでも見つけたい。そう願う家族がいる。校舎を背景に写真を撮る来訪者の姿に、胸が締め付けられる遺族もいる。
「校舎を見て心を痛めている人たちに寄り添い、少しでも悲しみを取り除きたい」。校舎の遺構保存をめぐる2月の公聴会で、平塚さんは解体を強く訴えた。
保存を望む意見は、頭では理解できる。でも、心がついていかない。きれいに整備し、たくさんの花が咲き、集う人々の心が安らぐ場にしてほしい。全てを忘れたいがためでは決してない。
市が昨年実施した校舎に関するアンケートで、地元住民の54.4%が「解体」と回答した。ただし、表面には現れにくい「解体」の声もあるという。
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160315_13009.html