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東環コラム!

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<被災校舎の行方>表に出せぬ声 尊重を

2016年03月15日 東環コラム

<河北新報オンラインニュースより>

◎石巻・震災遺構を考える(2)大川小・解体

<心痛める遺族も>
 生きている人たちが心からの笑顔を取り戻す。それが、天国の子どもたちをも笑顔にする。
 宮城県石巻市大川小6年だった長女小晴さん=当時(12)=を亡くした平塚真一郎さん(49)はそう信じる。
 東日本大震災の津波で変わり果てた校舎に毎日通い、手を合わせる。「みんな幸せになっていますように。まだ見つかっていない子を早く帰してあげて」
 2011年8月。校舎から数キロ離れた海で遺体の一部が見つかった。DNA型鑑定の結果、小晴さんと確認された。幼い弟と妹をあやして笑わせる面倒見のいい姉だった。「本当によく帰ってきたね」。一緒に捜してくれた不明児童の親らと涙を流して喜び合った。
 大川小では今も児童4人の行方が分からない。校舎を壊して隅々まで捜したい。わが子の手掛かりを一つでも見つけたい。そう願う家族がいる。校舎を背景に写真を撮る来訪者の姿に、胸が締め付けられる遺族もいる。


 「校舎を見て心を痛めている人たちに寄り添い、少しでも悲しみを取り除きたい」。校舎の遺構保存をめぐる2月の公聴会で、平塚さんは解体を強く訴えた。
 保存を望む意見は、頭では理解できる。でも、心がついていかない。きれいに整備し、たくさんの花が咲き、集う人々の心が安らぐ場にしてほしい。全てを忘れたいがためでは決してない。
 市が昨年実施した校舎に関するアンケートで、地元住民の54.4%が「解体」と回答した。ただし、表面には現れにくい「解体」の声もあるという。

 

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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160315_13009.html