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100歳の橋脚撤去へ

2015年01月20日 東環コラム


<YOMIURI ONLINEより>

 県内初の大型鉄橋だった「旧大仁橋」(伊豆の国市大仁)の橋脚が撤去されることになり、17日、現地で住民見学会が行われた。1915年の完成で、60年頃、新橋整備に伴って橋脚だけが狩野川に残された。住民は「地域遺産として心に刻みたい」と話した。

 大仁橋は現在5代目で、初代は明治10年代に誕生したが、木橋のため2代続けて洪水で流出。そこで整備されたのが、今回橋脚が撤去される大型鉄橋の3代目だった。南伊豆を結ぶ要衝だったため、鉄材は米国から輸入するなどした。

 しかし、中伊豆で死者・不明者約1200人に上った58年の狩野川台風の際、橋は残ったが、南岸の堤防が流出し、機能を失った。59年、近くに4代目の橋ができると、橋脚だけ川の中に残された。その後、台風などで破壊され、約80メートル下流に流されていた。

 増水時の流れを妨害しないようにするため、県と沼津河川国道事務所は今年度中の撤去を決めた。橋脚を土のうで囲んで水を抜くと、赤レンガと石をコンクリートで固めた、高さ4メートル、幅5メートル、厚さ1メートル、推定60トンほどの姿が現れた。

 工事を請け負ったのは地元の土屋建設で、土屋龍太郎社長(63)は「大仁の歴史、狩野川台風の記憶を見てもらいたい」と考え、見学会を開いた。約80人が集まり、説明を聞いた後、橋脚を見学した。

 土屋さんは「建設業者の目で見ると、当時の最新技術を駆使した痕跡がうかがえる。100年の時を経て撤去されるのは、住民として感慨深い」と語る。橋脚は今後解体され、3月中には撤去される見通しだ。

このニュース記事≫http://www.yomiuri.co.jp/local/shizuoka/news/20150119-OYTNT50475.html